また、星の下で君に会えたなら。~彦星の生まれ変わりは織姫女子を溺愛する~

6話 織姫、悪夢を見た。

睡眠時間は、6時間。高校生にとってはあまり良いとは言えないが、それなりに寝ている方だと思う。
時間は、

4時30分。

私は、ベッドの横にある窓から
明け方の深い紺の空から少しづつ明るくなって鮮やかな青になっていく空に浮かぶ星々と、
手元にあるスマホを、それぞれ時間を置きながな見ていた。

なんでこんなに早いのかって?
もちろん、あの夢のせいだ。

昨日も夢は見たが、少し気分が悪くなる程度。

しかし、今日のは比べ物にならないくらいに酷かった。
学校で感じたものよりも酷い。

今までは、ただ目の前の男の人が段々姿が薄れて消えていくだけだったのに。

なのに、

今日のはいつもと違う。
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