また、星の下で君に会えたなら。~彦星の生まれ変わりは織姫女子を溺愛する~
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私は、いつもと同じ雲の上の世界に立っていた。
目の前には、いつもの男の人がいる。
少しして、、、
男の人が、すっぽり開いた雲の穴から落ちていった。
いや、〖堕ちていった〗と表現した方がいいだろう。
雲の下には、地獄のような光景が広がっていた。
そこには、、、底には、、、
鬼や幽霊、いわゆる死人や妖怪達が、魑魅魍魎がこれでもかというだけ、詰め込んだような世界があったのだ。
彼の姿は、どんどん小さくなっていく。
「行かないで!!
また、せっかく会えたのに!!」
私は、彼に向かって手を伸ばす。
「嫌だよ。
これじゃ、永遠のお別れじゃない!」
「大丈夫。また、会えるから。」
彼は、そう言い残し、見えなくなった。
嫌だ。行かないで。
「消えないで!!」
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そこで目が覚めた。
頬には何か生暖かいものが流れた感覚が残っていた。
何なんなのよ、『また、会えるから』って。
こうして、私は
午前3時に起床するという随分と早い早起きをした。
今日、学校どうしよう、、。
また、今日も丘星清理は学校に来るだろうな。
昨日は、あの後、教室から莉子達にタブレットを持ってきてもらって、保健室で授業を受けた。
勉強は遅れたくなかったから。
今日は、真面目な莉子あたりにノートを見せてもらって、学校休もうかな、、、。
LINEでもするか。