また、星の下で君に会えたなら。~彦星の生まれ変わりは織姫女子を溺愛する~

「、、ぇ?!、、黒髪に、、へ、碧眼!?」

そんな結花の驚きのために発せられた声など聞こえなかったように、
「昔の人ながら、なかなかロマンチックだと思いませんか?」
と言い、正面にある整った顔にある透き通る様な青い瞳がこちらを見て弧をうっている。

「まぁ。確かにね。ってそんなことじゃない!」
と、結い花が突っ込む。
結花自身、現在何が起こっているのか理解出来ていないし、したくもない。
目の前には、あの丘星清理が居たのだ。
結花も1度しか、しかも7日前に見ただけだったため確信が持てない。
だから、聞いてみた。
「丘星清理さん、デスヨネ?転校シテキタ、、、」
変に緊張して、文末が片言になる。

「えぇ。そうですよ。って僕の事知ってるってことは学校の方ですか?」
「はい。同じ、、、クラ、いや、学年の織川結花といいます。登校初日に色々あったとか。噂になってますよ」
なんとか結花は平常心を保とうと努力する。同じクラスであることを明かそうとも悩んだが、あまりか関わりたくなかった結花はそう告げた。
しかし、この拷問もいつまで体が持つだろうか。
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