また、星の下で君に会えたなら。~彦星の生まれ変わりは織姫女子を溺愛する~
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完全に結花が清理の視界から消えてから、さらに1分。

「あぁ、やっと会えた。俺の愛しい愛しい奥さん、、」

やっと、清理が確かな平常心を取り戻した。と思われた。
が、、、
「あー、もう。可愛い!!
なんで俺、あんな塩対応しちゃったんだ!?もう!」
結花のことはもう転校初日から知っている。さらに言えばもっと前からだ。
「あ゛ー!もう!なんで敬語なんだよー!」
こんな、ギャップのある叫びをクラスメイトが知ったら、どう思うのだろうか。
「俺の妻、尊いー!」

星空を見上げている姿は本当に目を奪われた。
女神かよ?!いやそうだけど。


そんな叫びが、とある神社に木霊(こだま)していたことは誰も知らない。


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これが2人の今生(こんじょう)での出会いだった。

〖第1章☆完〗



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