また、星の下で君に会えたなら。~彦星の生まれ変わりは織姫女子を溺愛する~

2話 織姫、謎の転校生を不審に思う。

うちの学校に転校生が来た。
男子生徒である。

そんな話は全国探せば何処にでもあることは分かってる。

でも、本題はここから。
問題は、彼の容姿だった。
先生いわく、彼は純日本人。
彼-丘星清理は漆黒の髪をもつ、
しかし、何故かそれに対して透き通るような美しい碧眼(へきがん)(青い目)をもっている。

もちろん、女子の反応から分かるように彼の顔立ちは、モデルのようだ。
遠目から見ても肌のきめ細かさがうかがえる。女子よりも、肌綺麗じゃん。
そんなことを呑気に考えていると、、、。



「う゛、、、ぁ゛、、」

口から私のものでないような声が出た。

[苦しい]今までで一番辛い。
苦しい。

息、ができない。

夢を見た後のようだ。
[胸が締め付けられるような]という表現では物足りない。
胸が張り裂けそう。

『誰か助けて!』
そう心の中で、助けを呼ぶしかない。
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