また、星の下で君に会えたなら。~彦星の生まれ変わりは織姫女子を溺愛する~

そんなことを思ってると、3人の少し、否、かなりチャラチャラした男子生徒達が
「一人称がぼくちゃんってかー?」
「どこのぼっちゃんだー?」
「いやー。平和ボケしちゃってて大丈夫?」
と、冗談で俺を煽ってくる。
この学校、大丈夫だろうか。

(めんどくせー。)

「じゃあ、一人称を[俺]にすればいいですか?」
そう俺が問いかけると、

「はぁ?俺らに、無駄口を叩く気かぁ?」
ん?
おいおい、大丈夫か?
この学校、出来立てでそれなりに偏差値高めの私立高校じゃなかったのか?
そんな疑問が、頭の中を駆け巡っていると
「教育がなってねぇな!俺らが教育をイチからやり直させてやるよ!」
何か気に触ったのだろうか、急に先程のチャラい3人が、立ち上がり、俺の前まで来た。

と思った瞬間、俺は胸ぐらをその中の1番体格がいい男子生徒(ここでは、チャラい奴その1としよう)に掴まれた。
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