きみと、観覧車で
【04.】南雲くんの進路
遊園地の、
新旧アトラクションどっちも乗ったりして。
夜が更けて来た頃、
南雲くんに誘われて、
遊園地の中にある、レストランへと入った。
「..................っ、ここ、高そう、」
思わず、思ったことを、
そのまま口にしてしまうほど。
高級かつ、レトロな雰囲気が漂っている。
でも、多分ここって........................
「うん。1番高いとこ。
俺ら、子供の頃憧れてたじゃん」
私が頭の中で、
予想した通りの言葉を言う南雲くん。
子供の頃の憧れのお店にいる私たち。
なんだか少し、大人になった気分だ.........っ。