きみと、観覧車で
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南雲くんの話しは、
やっぱり、〝進路〟のことで。
レストランで食事をしながら、
南雲くんはゆっくり話して。
〝南雲くんの進路〟について。
真っ直ぐに気持ちをぶつけてくれた。
南雲くんは、将来。
南雲くんパパと同じ、
パイロットになりたいことも。
そのためには、
卒業したら、寮生活になることも。
全部、説明してくれた。
真っ直ぐ伝えられて、
本当に真剣だってことが分かる。
予想通りの話しの内容だったけど。
私の心の中に、1番にあるのは、
南雲くんと離れるのが寂しいってこと。
そんなことを思ってしまうのは、
やっぱり私が子供だからだと思う。
〝南雲くんの進路〟
それは、自分が子供だってことを、
痛感するには充分だった..................