きみと、観覧車で


私、冬原空羽(ふゆはらそらは)と。



遊園地に誘ってくれた南雲くんこと、
春永南雲(はるながなぐも)くんは幼なじみ。



私とパパとママ、
南雲くんのパパとママが昔からの知り合いで。



小さい頃..............................



つまり、物心つく頃には
南雲くんと、当たり前に一緒にいた。



だから、家族ぐるみで、
遊園地に行くのが昔は当たり前だったのに。



最近は、勉強とか、
両親の仕事とかの予定でなかなか行けてなかった。



突然、南雲くんが遊園地に、
〝お誘い〟してくれた理由は、
ハッキリとは、分からないけど。



私は、ただ純粋に、
南雲くんと遊園地に行けることが、
なにより楽しみになった。



でも、その理由を知ることになるなんて。



1ミリも思ってなかったんだ.....................


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