きみと、観覧車で
「.....................っ、」
南雲くんと2人で歩く道は。
私にとっては、全部宝もののような時間。
だけど、
南雲くんにとってはきっと...............
ただ単純に、1つ年下の妹みたいな存在の、
幼なじみの子守りをしてる感じだと思う。
「...............空羽、歩くの早い?」
ボヤボヤ考えながら歩いていると。
ボーッとしていたみたいで、いつの間にか、
先を歩く南雲くんから声をかけられた。
「..................っ、ううん‼︎大丈夫!」
突然話しかけられたから、ビックリしちゃったけど。
慌てて、南雲くんに返事をした。