おちたらきっと、


そう思っていると。



「あーっ、あったあった♪」



宇髄くんのお母さんが、
〝何か〟をカバンから取り出した。



そして、そのまま...........................



私に1枚の〝写真〟を手渡してくれた。



「........................っ、」



そこに映るのは、
まだ〝メガネ〟をかけていなかった頃の私。



私が言葉を失っていると。



「歩楽が中学生のとき、
ぐーぜん部屋で見つけてね〜!
聞いても、全然教えてくれなくって。
でも、多分一目惚れってやつ?だと思うの♪」



想像豊かに話す、宇髄くんのお母さん。



それが、
本当なのか、嘘なのかは分からないけど。


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