おちたらきっと、
でも、たぶん。
これは、
〝宇髄くんに聞かなきゃいけないこと〟
それは、紛れもない事実だ。
だって、宇髄くんが。
私の〝写真〟を、
わざわざ買う理由は、どこにもないから。
だけど、
宇髄くんのお母さんが言ったことが本当なら。
私は、どうするの........................?
お気楽男子なんかと、関わりたくないのに。
「あっ、歩楽。きっとそろそろ起きるから、
緒池ちゃんに任せてもいい?」
私が、ぼやぼや考えてると、
宇髄のお母さんの、そんな声が聞こえた。
それからすぐ、
------------------ガラガラと、
音を立てて病室を出た、宇髄くんのお母さん。
「.....................一目惚れってやつ?まさかね、」
その言葉が、
宇髄くんの耳に届いていたことを、
私はまだ、知るよしもない。