おちたらきっと、


38度5分って.................................



(まっ、まさか、宇髄くんっ‼︎)



嫌な予感がよぎって、
宇髄くんの方へと手を伸ばすと。



──────グイッ!



と、そのまま、宇髄くんに腕を引っ張られて。



気づいた頃には、
あっという間に、宇髄くんの腕のなか。



宇髄くんは、
そのまま私の耳元に、口を寄せて。



「何を勘違いしてるのかしらねーけど、
熱あるのは、俺じゃなくて緒池だから」



そう言うと私から離れて、
そのまま私のおでこにデコピンをした。



「っ、あ、なんか、ごめん、」



なんだか、宇髄くんと、
久々に、ちゃんと話した気がして。



なんだか、少し嬉しくなった........................


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