夜が明ける頃、二人は永遠の愛を誓いあった
同日 午前四時

互いの瓶の蓋を開ける。

そのまま合図で同時に飲む。

それが二人の暗黙の了解だった。


「三・二・一…」

どちらが発した言葉だったのか。


合図と共に、煽るように流し込んだその薬は何故かひどく甘く感じた。


甘くない現実を甘い毒で塗り替えてしまう。


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