仮面を外すとき、
すると、悠くんは........................
「..................っ、破壊力やば、」
と、なんのことか分からない言葉を口にして。
そのまま、室内へと入る。
そんな悠くんを、
追いかけるようにリビングに行く私。
「ん。良い匂い。もしかして、ハンバーグ?」
部屋の真ん中あたりで、
匂いを嗅いでから、メニューを当てる悠くん。
「えへへっ!大正解っ♪」
「やった!芽瑠のハンバーグ大好き!」
私が『大正解』と言うと、
嬉しそうに微笑む悠くんの顔はカッコいい。
学校では、ボサボサの髪の毛に、
縛れていないボロボロのネクタイ。
それに、ネタなような丸いメガネなのに......
帰宅してからは、
髪も軽くセットしてて、
いつもの普通のメガネをかけた。
普段と変わらない、悠くんに戻っているから。
それが余計に、
悠くんのカッコよさを増幅させている。