仮面を外すとき、



でも、このまま悠くんと離れるのは。



寂しいよ.................................っ。



「俺ん家..................来る?」



私が〝寂しい〟と思ったのと同時。



悠くんから言われた言葉に...............



「っ、行くっ‼︎」



間髪入れずに返事をした。



迷いなんてなくって。



ただ、悠くんと一緒にいたいから。



「...............っ、じゃ、待ってる」



悠くんは、私の頭を、ポンポンッと撫でると、
優しく笑ってから自分の家へと帰って行った。



帰って行った.........と言っても、
玄関の扉を開けて、隣に行くだけ。



およそ、3分ほどの距離。



だけど、それすら私は寂しくって............


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