あなたの世界にいた私
『雪乃、見てる?』
心の中で話しかける。
『僕は今…
…幸せだよ。
だから、
まだ雪乃のとこには会いに行けないけど、
また会えるのを楽しみに、僕は生きていくよ。
雪乃の分まで幸せになるよ。
だから、これからも見ててね。
雪乃…
…好きだよ』
最後の好きと言う気持ちは、
雪乃と同じかと聞かれれば、
正直わからない。
でも、僕は雪乃が好きだ。
そしてまだ、
前だけを向いて進むのは、
難しいかもしれないけど、
今いるメンバーや、
ファンのおかげで僕は少しずつ、
前を向けるような気がした。
これからも、
メンバーとファンと一緒に、
少しずつ進んでいける気がした。
『雪乃、
出会ってくれてありがとう』
そう言って、一番星に向かって微笑んだ。