あなたの世界にいた私





-ピッピッピッ







いつものように聞こえてくる一定の音。








目をそっと開けると、
いつもの病室だった。










「……まだ…生き…てる……」









そう声にすると、
いつもの私の声ではなかった。






声が出しにくくて、
ガラガラになっていて、
喉が渇いていた。


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