あなたの世界にいた私




「私は今、生きたいと思えるようになったよ。






元気になりたいって思ってる。











それは全部…雪斗くんのおかげだよ。














だから、









…死ぬなんて言わないで」







「…っつうぅ…ごめっ…雪乃」





そう言うと、
雪斗くんも私を強く、
優しく抱きしめてくれた。










きっと、
誰かの温もりが欲しかったんだと思う。



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