ヤンデレ執事からの甘く重すぎる愛
甘くも重たい愛を囁かれて


「好きです、お嬢様。ずっとあなたのことを想っていました。僕と付き合ってください」


信じれない気持ちだった。


私のことをお嬢様としてしか見てないと思ってたから……


「あの、それ本当?」


「嘘で言うわけないですよ」


そう言った瞳は確かに嘘をついてなかった。


「嬉しい……私も好きです」


そう言った瞬間、嬉しすぎて涙が出た。


「よろしくお願いしますね、お嬢様」


「うん……」


そうして、私達は恋人になった。





「莉恋、起きてください」


「うーん、もう少し……」


「起きないのなら、キスしますよ?」


その一言に一気に覚醒した。


「起きる、起きるから!」


慌てて起き上がると、目の前にいる彼、周(あまね)は残念そうな顔をした。


「残念です」


周は私の専属執事であり恋人でもある。

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