ヤンデレ執事からの甘く重すぎる愛
甘くも重たい愛を囁かれて
「好きです、お嬢様。ずっとあなたのことを想っていました。僕と付き合ってください」
信じれない気持ちだった。
私のことをお嬢様としてしか見てないと思ってたから……
「あの、それ本当?」
「嘘で言うわけないですよ」
そう言った瞳は確かに嘘をついてなかった。
「嬉しい……私も好きです」
そう言った瞬間、嬉しすぎて涙が出た。
「よろしくお願いしますね、お嬢様」
「うん……」
そうして、私達は恋人になった。
*
「莉恋、起きてください」
「うーん、もう少し……」
「起きないのなら、キスしますよ?」
その一言に一気に覚醒した。
「起きる、起きるから!」
慌てて起き上がると、目の前にいる彼、周(あまね)は残念そうな顔をした。
「残念です」
周は私の専属執事であり恋人でもある。
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