ヤンデレ執事からの甘く重すぎる愛

お父様には反対されると思っていたのだけど、すんなり許してくれた。


周は優秀で、お父様からの評価が高い。


そんな周だから、許してもらえたんだろうね。


「もう、周ってば!それより、着替えるから出ていって!」


「分かりました」


チュッとキスを落としてから、部屋から出ていった。


「うぅ……」


朝から心臓に悪い。


びっくりするほど、今顔が赤いと思う。


自分の手を頬に当てて、なるべく早く火照りが冷めることを願った。


「莉恋、入りますよ?」


「どうぞ」


周が声をかけてきた時にはもうだいぶ落ち着いていた。


入るよう促すと、「失礼します」と言って入ってきた。


ほんと礼儀正しいよね……


「制服姿の莉恋は相変わらず可愛いですね」


「ほんと、相変わらず大袈裟だね」


「大袈裟ではありませんよ。この世の全ての男に見せたくないくらい可愛いです」

< 2 / 7 >

この作品をシェア

pagetop