ヤンデレ執事からの甘く重すぎる愛
お父様には反対されると思っていたのだけど、すんなり許してくれた。
周は優秀で、お父様からの評価が高い。
そんな周だから、許してもらえたんだろうね。
「もう、周ってば!それより、着替えるから出ていって!」
「分かりました」
チュッとキスを落としてから、部屋から出ていった。
「うぅ……」
朝から心臓に悪い。
びっくりするほど、今顔が赤いと思う。
自分の手を頬に当てて、なるべく早く火照りが冷めることを願った。
「莉恋、入りますよ?」
「どうぞ」
周が声をかけてきた時にはもうだいぶ落ち着いていた。
入るよう促すと、「失礼します」と言って入ってきた。
ほんと礼儀正しいよね……
「制服姿の莉恋は相変わらず可愛いですね」
「ほんと、相変わらず大袈裟だね」
「大袈裟ではありませんよ。この世の全ての男に見せたくないくらい可愛いです」