【プロット】転生した姫は、毎日従者の騎士に求婚されて溺愛される。
◆冒頭部分プロット
【1話】
ブランシュ帝国の姫・シルヴィアは幼馴染で専属騎士のリアムにずっと片想いしていた。しかし姫と従者という身分差のある恋だった。
更にはシルヴィアには婚約者がおり、結婚を間近に控えている。
そのせいなのか近頃リアムに距離を置かれており、とても落ち込んでいた。
更にはリアムが結婚するとの噂を聞き、泣く泣くこの恋を断ち切ることを決め、婚約者・ベルトランとの結婚に踏み切ることにしたシルヴィア。
しかし結婚式前夜、階段から滑り落ちて転落死してしまう。
【2話】
次に目覚めた時、シルヴィアは15歳の姿になっていた。理由はわからないが、3年前に転生したことを知る。
目覚めたシルヴィアは15歳のリアムと再会した。
まだ距離を置かれる前の騎士として尽くしながらも、幼馴染らしい距離感で接するリアムに懐かしさを感じ、思わず涙した。
そんなシルヴィアの手を取り、リアムは「何があっても貴女を守り抜く」と誓う。その言葉にシルヴィアは嬉しさを噛み締める。
しかしこの年は沢山の婚約者候補の中から、ベルトランが自身の婚約者として決まった年だということを思い出す。
リアムと結ばれる身分に転生したかったと落胆するシルヴィア。せっかく生まれ変わっても、この恋が叶うことはない。
そう思っていた矢先、なんとリアムが婚約者候補として立候補していた。
【3話】
リアムが立候補していたことに驚き、彼を問い詰めるシルヴィア。リアムは真顔で返答した。
「守り抜くためには貴女の一番近くにいるべきでしょう?」
それを境にリアムは豹変し、シルヴィアを溺愛して求婚するように。
「いつ如何なる時でも貴女を守るためには、従者のままでは無意味だと気づいた。
ヴィア、夫が騎士ならこれ以上の心強さはないと思いませんか?」
戸惑うシルヴィアに対してお構いなしに、甘く迫るリアムにドキドキが止まらないシルヴィア。
しかしリアムの真意が読めないシルヴィアは、この求婚を拒否する。
「それなら、夫婦になれるかテストしてみていただけませんか?」
諦めるつもりはないらしいリアムに言いくるめられ、夫婦になるためのチェックテストを行うことに。
テスト内容は手を繋ぐ、ハグをする、キスをするなど。ここからリアムに求婚され、翻弄される日々が始まる。