♥甘×恋♥



「南口はあっちだよ」
「え、ありがとうございました。」



女は俺が道を教えると
すたすたとそっちに歩いて行った。

…ちっとまてよー…。

…この俺様をコキ使ったワケか?



「お礼は?」


俺は片手をひらっと出して言った。


「え?あー…
そ、そうですね、マックでも…」



女はやっぱり挙動不審だ。


「マックだけ?」

俺はまじまじと真剣に女を見た。

「えっとー…望むものなら何でもー…!!」

…………なんでも?

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