命令教室
8月1日
布団の中で起床の音楽を聞いた私はのろのろと上半身を起こして、窓からの日差しに目を細める。
眠れなかったせいで頭が重たくて、体もなかなかいうことをきかない。
それでもどうにか着替えだけ済ませると廊下へ出た。
「歩おはよぉ!」
元気のいい香の声がガンガンと頭に響く。
「って、どうしたのその顔!?」
「眠れなくて……」
「いつものベッドじゃないと落ち着かなかった?」
その質問に私は曖昧に頷き返す。
昨日の出来事は言わない方がいいかもしれないと、なんとなく感じていた。
それから1階まで降りてくるとすでに数人の生徒たちが洗面台に並んでいた。
「おはようふたりもと」
後ろからそう声をかけられて振り向くと寝起きの修が立っていた。
ふらりとした猫っ毛に寝癖がついていて、可愛らしい。
修を見た瞬間眠気が吹き飛んでしまう。
眠れなかったせいで頭が重たくて、体もなかなかいうことをきかない。
それでもどうにか着替えだけ済ませると廊下へ出た。
「歩おはよぉ!」
元気のいい香の声がガンガンと頭に響く。
「って、どうしたのその顔!?」
「眠れなくて……」
「いつものベッドじゃないと落ち着かなかった?」
その質問に私は曖昧に頷き返す。
昨日の出来事は言わない方がいいかもしれないと、なんとなく感じていた。
それから1階まで降りてくるとすでに数人の生徒たちが洗面台に並んでいた。
「おはようふたりもと」
後ろからそう声をかけられて振り向くと寝起きの修が立っていた。
ふらりとした猫っ毛に寝癖がついていて、可愛らしい。
修を見た瞬間眠気が吹き飛んでしまう。