命令教室
☆☆☆
施設内は涼しくてここまで歩いてきた汗がスッと引いていく。
全員が施設内に入ったことを確認して、西牧先生が入り口のドアを閉めた。
「なんか普通の学校みたいだね」
「そうだね」
香とこそこそと会話をする。
施設内は入ってまっすぐ長い廊下が伸びていてその左右に教室があるみたいだ。
「それじゃまず建物の説明から始めるからなぁ」
西牧先生が施設の地図を取り出して確認しはじめた。
「1階には勉強するための教室と、食堂、それとシャワー室がある」
「お風呂はないんですかぁ?」
手を上げて発言したのは純子だ。
「風呂は我慢してくれ」
その言葉に純子と未来が同じようにブーイングを起こす。
私もお風呂にはちゃんと浸かりたいけれど、ないなら仕方ない。
その分掃除当番とかがなくて楽だと考えよう。
「2階は男子の部屋、3階は女子の部屋だ。部屋はひとり一部屋ずつ使えるからな」
その言葉に充と正志のふたりは盛り上がっている。
こういうところでひとり一部屋使えるのは贅沢だ。
今回は生徒の人数が少ないからだろうか。
施設内は涼しくてここまで歩いてきた汗がスッと引いていく。
全員が施設内に入ったことを確認して、西牧先生が入り口のドアを閉めた。
「なんか普通の学校みたいだね」
「そうだね」
香とこそこそと会話をする。
施設内は入ってまっすぐ長い廊下が伸びていてその左右に教室があるみたいだ。
「それじゃまず建物の説明から始めるからなぁ」
西牧先生が施設の地図を取り出して確認しはじめた。
「1階には勉強するための教室と、食堂、それとシャワー室がある」
「お風呂はないんですかぁ?」
手を上げて発言したのは純子だ。
「風呂は我慢してくれ」
その言葉に純子と未来が同じようにブーイングを起こす。
私もお風呂にはちゃんと浸かりたいけれど、ないなら仕方ない。
その分掃除当番とかがなくて楽だと考えよう。
「2階は男子の部屋、3階は女子の部屋だ。部屋はひとり一部屋ずつ使えるからな」
その言葉に充と正志のふたりは盛り上がっている。
こういうところでひとり一部屋使えるのは贅沢だ。
今回は生徒の人数が少ないからだろうか。