命令教室
「それと、これは一番重要なことなんだけどな」
さっきまでと同じ調子で西牧先生が話を続ける。
施設の説明はもうほとんど終わりに近い雰囲気があったので、純子たちは私語を始めている。
「よく聞け!」
先生の声が廊下に響いて純子たちの私語がピタリと止まる。
先生は真剣な表情で私達を見回した。
「1階の一番奥の部屋には絶対に行くな」
ゾワリ。
先生の簡単な説明を聞いただけなのになぜか背筋が寒くなる。
冷たい空気が下から上へと這い上がってくるようだ。
「なにそれ、どういうこと?」
未来が手も上げずに首を傾げている。
「大切なものが保管されている部屋なんだ。だから近づかないように」
先生が少し声色をゆるくして答えた。
きっとその部屋には書類とかなにかが置かれているだろう。
そんなものを見ても私達にはなんの関係もないことだ。
さっきまでと同じ調子で西牧先生が話を続ける。
施設の説明はもうほとんど終わりに近い雰囲気があったので、純子たちは私語を始めている。
「よく聞け!」
先生の声が廊下に響いて純子たちの私語がピタリと止まる。
先生は真剣な表情で私達を見回した。
「1階の一番奥の部屋には絶対に行くな」
ゾワリ。
先生の簡単な説明を聞いただけなのになぜか背筋が寒くなる。
冷たい空気が下から上へと這い上がってくるようだ。
「なにそれ、どういうこと?」
未来が手も上げずに首を傾げている。
「大切なものが保管されている部屋なんだ。だから近づかないように」
先生が少し声色をゆるくして答えた。
きっとその部屋には書類とかなにかが置かれているだろう。
そんなものを見ても私達にはなんの関係もないことだ。