命令教室
3日目
私達がやるはずだったプリントは残り半分ほどの量になっていた。
「本当は今日も勉強してるはずだったんだよね」
炎から離れた場所に座って香は煙を見上げている。
「そうだね……」
合宿に来るのは正直面倒だと感じていたけれど、こんなことになるくらいなら、普通に勉強していた方がよかった。
少なくても、1日に1人ずつ誰かがいなくなってしまうなんて、こんな経験はせずにすんだだろうから。
「まだ紙は沢山あるから持って来ておこうか」
真夏の今、太陽が高くなればなるほど火を焚くのは大変な作業になる。
そうなる前にやれるだけのことはやっておきたい。
「私も手伝うよ」
そう言って立ち上がったとき、バタバタバタバタと、今朝聞いたばかりのあの音が聞こえてきたのだ。
ハッと息を飲んで空を見上げる。
「本当は今日も勉強してるはずだったんだよね」
炎から離れた場所に座って香は煙を見上げている。
「そうだね……」
合宿に来るのは正直面倒だと感じていたけれど、こんなことになるくらいなら、普通に勉強していた方がよかった。
少なくても、1日に1人ずつ誰かがいなくなってしまうなんて、こんな経験はせずにすんだだろうから。
「まだ紙は沢山あるから持って来ておこうか」
真夏の今、太陽が高くなればなるほど火を焚くのは大変な作業になる。
そうなる前にやれるだけのことはやっておきたい。
「私も手伝うよ」
そう言って立ち上がったとき、バタバタバタバタと、今朝聞いたばかりのあの音が聞こえてきたのだ。
ハッと息を飲んで空を見上げる。