なぁ、キスさせろよ?
***
水奏ちゃんのとんだ大声のせいで。
風太の家のリビングで、
テーブルを挟んで向き合う私と風太。
もちろん、名目は勉強。
だから、テーブルの上には、
教科書とかノートが広がっているけど。
「...........................」
「...........................」
うぅ、きっ、気まずい!
これは、非常に気まずいっ‼︎
それなのに..............................
「............分かんないとこあったら言って」
静かに落ち着いた様子で呟く、風太。