なぁ、キスさせろよ?
【04.】嫌なら、拒んで
言葉を発した瞬間、自分でもビックリした。
心の奥底の、不思議な気持ち。
まさか、風太に言うなんて。
自分でも、思ってなかった..................
「........................っ、柑奈」
驚いたようだけど、
複雑そうな顔をして私を呼ぶ風太の声。
するとそのまま.....................
「それって..................本心?」
伺うように、確かめるように聞いて来た。
風太の瞳が、私の瞳をしっかり捉えて。
凄く、真剣な顔で聞いてる風太。
目を、晒せない........................っ。