王子様との奇跡な恋をⅢ

*トイレ入り口




唯一「完璧!」




ナンパ男1「ねぇねぇ1人?」



唯一「いえ、もう1人いますけど。」



ナンパ男2「じゃあその子と一緒に俺たちと遊ぼうよ!」




唯一「所謂ナンパ……人生で初めましてのナンパ……あまり嬉しくないな。」




ナンパ男1「心の声漏れてるけど?」




唯一「すみません。漏れてるんじゃなく正直者なので口に出して言っただけです。」




ナンパ男1「この子面白いね。友達も早く呼んで遊ぼうよ!」



男に手首を掴まれる。




唯一「気持ち悪い。」



ナンパ男1「はぁ?いくらなんでも酷くない?」




唯一「あっすみません。今のはここの声が漏れました!」




ナンパ男2「いくらなんでもふざけすぎ……。」




唯人「ねぇ……。」

「いつまで触ってるの?」



ナンパ男の肩に手を置く。



ナンパ男2「あぁ?!黙って……ろ……めっちゃイケメン。」



唯一「唯人さん!お待たせしました!」



穂高唯人「おかえり。」



唯一を抱きしめる。




ナンパ男1「友達じゃなくて彼氏さんでしたか。」

「お邪魔しました。」




ナンパ男2「お邪魔しました。」




唯人「腕痛くない?」




唯一「少し赤くなっただけで痛くないですよ!」




唯人「ごめんね。早く気づけば…。」



唯一「……そんなことないよ。」



敬語を無くして笑いながら言う。

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