王子様との奇跡な恋をⅢ


唯人「敬語……。」



唯一「ありがとう。助けてくれて。」



唯人「あ〜好きすぎる。」



また抱きしめる。




唯一「あのっ!ここ公共の場なので!抱きつかれるのはあまり!」




唯人「唯一のせいだから。」




唯一「私のせいですか!?」




唯人「うん。」




唯一「えー。」




唯人「よし。行こう!」




唯一「切り替え早い。」





*アート水族館




唯一「初めてここの水族館に来ました!」




唯人「俺もなんだよ。そもそも水族館に行ったことがない。」





唯一「えっ!そうなんですか!?」




唯人「うん。行った記憶ない。」




唯一「そういえば、私唯人さんのこと全然知らないや。」




唯人「俺の事?」




唯一「はい。血液型とか誕生日もそうですけど、何が好きなのか嫌いなのか。趣味とか特技とか。」



唯人「……話してないね。…………。」



水槽を見つめて黙る唯人。

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