王子様との奇跡な恋をⅢ


唯一「唯人さん?」



唯人「少しずつ知って言いってよ。あと唯一のことも教えて?。」




唯一「いいですとも、いくらでも教えますよ!うんざりするぐらい!」




2人で笑い合う。




唯人「それにしても……水族館ていうよりお花見してる気分だね。」




唯一「ほんとですね……綺麗……。」

「色んな種類が居るんですね。知らなかった。」




唯人「俺も……1種類ぐらいしか知らないな。」




唯一「かわいい!」




夢中で水槽を見ていたからハッと顔の距離が近いことに気づく。



唯人「楽しい?」




唯一「……綺麗です。」




唯人「え?」




唯一「っ!楽しいです!」




唯人に見惚れてたなんて素直に言えず。




唯人「良かった。」




そっと手を繋ぐ2人。




館内を見て回っていると突然走ってきた子供とぶつかった。



唯一「あっごめんね。怪我してない?」



男の子「うん。」




男の子に手を差し伸べて立たせる。
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