王子様との奇跡な恋をⅢ
唯人「君、1人?」
男の子「違うよ。」
唯一「家族で来たの?」
男の子「うん。今妹とかくれんぼしてるの。」
妹「お兄ちゃーん。どこ?」
唯一「お母さんとお父さんは?」
お兄ちゃん「トイレ!」
唯一「えっじゃあ今2人が居なくなって、探してるんじゃない?」
お兄ちゃん「あっ……。」
妹「お兄ちゃんみつけた!」
「お姉さん誰?」
お兄ちゃん「はな、そろそろ戻らなきゃ。」
はな「えー。」
お兄ちゃん「お母さん達が心配しちゃう。一緒に帰ろ?」
手をさし伸ばしてあげるお兄ちゃん。
*小さい頃の唯一
謎の男の子「唯一ちゃんそろそろお家へ戻らなきゃ。」
小さい頃の唯一「えー。」
謎の男の子「ほら、一緒に帰ろ?」
手をさし伸ばす。
小さい頃の唯一「うん!」
*アート水族館
゛あれ……誰だったっけ……。゛
お兄ちゃん「じゃあね、お姉さん。ぶつかってごめんなさい。」
唯一「ううん。送っていこうか?」
お兄ちゃん「大丈夫!じゃあね!」
はな「ばいばい!」
唯一「…………。」
唯人「何か考え事?」
唯一「大丈夫かな?って少し心配してるだけです。」
唯人「そうだね。あっ合流したみたいだね。あの子達。」
親と合流したはなとお兄ちゃん。
唯一「…………兄っていいな。」
ボソッと呟いた唯一をチラッと見た唯人。