王子様との奇跡な恋をⅢ
*レストラン
唯一「こんなにかしこまった所だとは思いませんでした。」
唯人「最初のデートだから、ロマンチックに張り切ってみました。こういうところはあまり好きじゃない?」
唯一「そんなことは。」
唯人「遠慮なく言って?今後のデートの参考になるから。ね?」
唯一「こういう所も良いんですが、いろいろな普通のお店とかにも行ってみたいです。」
唯人「ありがとう。次のデートどこ行こうか。」
唯一「唯人さんは行きたいところってあるんですか?」
唯人「そうだな……。公園かな。」
唯一「公園?」
唯人「そう。昔よく遊んでた公園。引越しちゃったから今どうなってるかな?って。」
唯一「へー!私も行ってみたいです!次そこに行きましょ!」
唯人「うん。唯一は?行きたいところある?」
唯一「そうですね……。唯人さんとならどこでも楽しいと思いますけど、遊園地とか行ってみたいです!」
唯人「遊園地……。」
少し目がキラキラする唯人。
唯一「あの……もしかして遊園地も行ったことなかったりします?」
唯人「うん!行ってみたいって思ってたんだよね!どんなところなの?」
まるで少年のように聞いてくる。
唯一「かわいい……(咳払い)。えぇっと、……絶叫マシーンがあったり。」