王子様との奇跡な恋をⅢ
学園祭
*家の廊下
唯一「ただいまー。」
リビングの方から話し声が聞こえ、立ち止まる。
透「どこから漏れたんだ。」
唯一のお母さん「分からない。けど、唯一に接触してきたら……どうする?」
透「とりあえず、唯一には伝わらないようにしないと。これはあの子から直接聞くべき事件だ。他人から聞いていいものじゃない。」
唯一のお母さん「そうね。」
透「俺は出処を調べ始めるから。もし万が一、唯一に知られたらその時は頼む。」
唯一のお母さん「わかった。気をつけて。」
唯一「……。」