王子様との奇跡な恋をⅢ


*空き部屋



店員「ここですよね。私喫茶店って聞いてたんですけど……。」




唯人「俺も喫茶店って聞いてた。とりあえず入るか。」




店員「はい。」




同級生「いらっしゃいませ!コスプレ喫茶にようこそ!2名様ですか?」




店員「……コスプレ喫茶……ですか。」




同級生「はい!コスプレ喫茶です!」




唯人「まぁ……恥ずかしくて言えない気持ちも分かる。」




店員「ですね。あっ!唯一さんいましたよ!」




唯一に手を振る店員。



唯人「なんか動き止まってない?」




店員「何かあったんですかね?」



唯人「チャイナ服着てるけど……丈が短いな。」



店員「まぁ彼氏としては短く感じますよねー。」



ニヤニヤしながら唯人をからかう。




唯人「そういうお前の彼氏はどうなんだ?女子と写真撮りまくりだな。」



店員「後で話し合うんで大丈夫ですよ。」



口角は上がってるのに目が笑ってなかった。



唯人「あー顔怖い。人のこと言えないな。」

< 25 / 62 >

この作品をシェア

pagetop