王子様との奇跡な恋をⅢ
唯人「……何飲む。」
店員「チッ!鬼め!」
「私は……オレンジジュースで!」
唯一「……直ぐにお持ちしますね。」
店員「なんか唯一さん元気ないですよね?さっきと言い、何かあったんですかね。」
唯一「ちゃんと笑えてたかな。」
手で頬を触って口角を上げる。
ルナ「何?虫歯?」
唯一「違う!毎日寝る前に歯磨きしてるもん!偉いでしょ!」
ルナ「そんなこと自慢されても。」
「あの二人どこかへ行くの?」
唯一「私の交代の時間まで校内を見て回るって。」
ルナ「はぁ?普通彼女がいるのに女と2人で回るか?さすがにデリカシー無さすぎ!帰ってきたら一言言ってあげなきゃ。」
唯一「言わなくていいから。」
ルナ「なんでよ!」
唯一「嫉妬して、餓鬼みたいって思われたくないじゃん?」
ルナ「そんなこと思ってたの?唯一にしては意外だね。ちゃんと恋する乙女な悩みを持ってるんじゃない!他に何かお悩みなことはないの?」
唯一「あるけど、何から相談すればいいか分からない。」
ルナ「そんなにあるの?」
唯一「数えただけでも100はある。」
ルナ「嘘っ!?」
唯一「嘘。」
ルナ「……。」
真顔でこちらを見てくる。
唯一「だいたい10個ぐらい。」