王子様との奇跡な恋をⅢ
ルナ「あー。さすがの唯一も怒っちゃいましたか。」
唯人「え?」
ルナ「唯一って怒るとしばらく許してくれませんよ?」
「まぁどちらにせよ、風邪が治るまで会えないと思いますよ?まぁ仮病でなければの話ですが。」
唯人「何か知ってるの?」
ルナ「知ってますけど、私って意外と意地悪なので言いません。頑張って考えて下さい。」
唯人「…………。」
ルナ「では。」
*唯一の家の玄関
唯人「風邪なんですか?」
唯一のお母さん「そうなの。朝から病院へ行ったんだけど、疲れて車の中でそのまま寝ちゃって。起きないのよね。」
唯人「そうですか。」
唯一のお母さん「せっかく来てくれたのにごめんなさいね。」
唯人「いえ、突然お邪魔してしまってすみません。お大事にとお伝えください。」
「失礼します。」
唯一のお母さん「またね。」
*唯一の部屋
目が覚めると自分のベット。
゛今……何時だろう……。゛
唯一のお母さん「起きた?車へ戻ったら、そのまま寝ちゃってて起きなかったから。運んでもらったのよ。」
唯一「重かったでしょう。」
唯一のお母さん「あー確かに運んでくれた小林さんが重いって言ってたわ。」
唯一「やっぱり!?」
唯一のお母さん「嘘よ。軽すぎるって言ってたぐらいよ。最近あまり食べてないでしょ。唯一は倒れやすい体質なんだからちゃんと食べなきゃ。」