王子様との奇跡な恋をⅢ


ルナ「あれ。」



唯一「どれ。」




ルナ「穂高さんと店員さん。この前距離がおかしいって話したでしょ?」

「穂高さんは唯一のことが好きだから心配はしてないけど。あの店員絶対穂高さんのこと好きだよ。」




唯一「考えないようにしてたのに、そういうことあまり言わないでよー。」




ルナ「でも、知っとく必要があるでしょ?来る度にあの店員、穂高さんとしか話してないじゃん?」




唯一「でも感じのいい人で人の彼氏を狙うような人には見えなかったけど。」




ルナ「何をおっしゃる。女なんで変幻自在なんだから、腹の奥底では奪ってやるって思ってるものよ!もっとまわりを疑いなさい!」




唯一「ヘイ。」



*数日後



ココア飲みながら厨房をチラ見する。



店員「えーなんでですか!可哀想すぎます!」




唯人「うるさい。分かってるって。」




店員「ちゃんと分かってます?」




唯人の顔をのぞき込む店員。




唯一「なっ!」

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