王子様との奇跡な恋をⅢ


ルナ「そうだよ!まだ間に合うよ!」

「ほら!電話して!」




唯一「今!?」



ルナ「今に決まってるでしょうが!ほら!早く早く!」





唯一「わかった。」



『プルル……プルル……プルル……』



鳴らすけど出ない。




ルナ「出ないの?」




唯一「うん。もしかしたら、今日仕事なのかも。私の誕生日教えてないから。」




昴「えっ……。」




ルナ「誕生日を教えてない!?逆に何を教えたのよ!」




唯一「面目無い……。」





ルナ「少し時間空けてまた連絡してみな?今度は出るかもよ。」




唯一「うん。」




聡「唯一。」




唯一「おじいちゃん!」





聡「少しいいかい?」




唯一「うん。」




聡「実はな、渡したいものがあるんじゃ。」




唯一「何?」




聡「これじゃ。今日は顔を見せれんからって手紙を渡されての?」





唯一「……これ……なんでおじいちゃんが。」




聡「ワシは会場に戻っておるからの。」

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