王子様との奇跡な恋をⅢ
唯人「今日は何を読んでたの?」
゛ついにこの時が……。゛
唯一「今日は恋愛モノです!」
唯人「王子様とお姫様?」
唯一「今日は高校生同士の恋愛物語です!」
唯人「珍しい、青春ラブストーリーなんだね。」
「どんなストーリーなの?」
唯一「食パンが重要になってくる恋愛ストーリーなんです。女の子がパン屋さんで働いてて……。」
〇唯一の部屋(夜)
電話で報告。
唯一「もしもし!今日ルナに教えてもらった裏技使ってみたの!」
ルナ「おー!頑張ったじゃない!で?どうだったの?」
唯一「それが……。」
ルナ「えっもしかして失敗?!」
唯一「成功しました。」
ルナ「面倒くさっ!紛らわしい反応するんじゃないよ。びっくりした。」
唯一「ごめんごめん。1度やってみたかったの。それでね?今週の土曜に有給取ってくれるらしくて。」
ルナ「初デートか。ドキドキしすぎて、前日は寝れないと思うよ。」
唯一「やっぱりそうかな?今でさえドキドキして寝れそうにないのに。当日寝坊して遅れるなんていう失態は避けたい。」
ルナ「わかる。ちなみに私は寝坊して遅刻した。」
唯一「経験者がいたのか。ショックだね。初デートで遅刻って。」
ルナ「ショックどころじゃないよ。デートの前半戦楽しめなかった。」
唯一「経験者が言うと重みが違うね。」
ルナ「気をつけなさいね。いろいろと。」
唯一「うん。わかった!ほんとありがとね。おやすみ!」
ルナ「おやすみ。」