王子様との奇跡な恋をⅢ
女子1「ちょっとやばいカッコよくない!?声かける?」
女子2「えーでもあれ絶対彼女待ちだよね……。」
唯一「まさか……。」
覗いてみると女子に囲まれてる唯人が……。
唯人「あの人を待たせてるので通してください。」
ギャル1「えーそんな堅いこと言わないでよー。ちょっとぐらい遅れてもいいじゃん。」
ギャル2「そうそう!待ち合わせの人に遅れるって連絡入れとけばいいって。」
唯一「良くないわ。」
唯人「唯一ちゃん!」
唯一「モテるって地獄ですね。」
唯人「ごめんね連絡も出来なくて……。怒ってるよね?」
唯一「事情が事情なので許します。」
ギャル1「お兄さんこの人が待ち合わせの人?」
腕を絡ませるギャルたち。
唯人「唯一ちゃん時間が無いから急いで行こうか!」
ギャルを無視して唯一の手を取り歩き出そうとする。
ギャル2「ちょっと!そんな子よりうちらと居る方が楽しいって!」
唯人「……。」
「俺の事不幸にしそうなんで近寄らないでもらっていいですか。」
ギャル1「不幸にしそう……って。」
唯一「結構バッサリ言いますね。」
唯人「彼女とデートするのに他の女を隣に置く趣味は無いよ。こういうのははっきり、バッサリ言わないと。」
唯一「勉強になります。」
唯人「今日の唯一ちゃんなんだかいつもと雰囲気違うね。」