姉の男友達に溺愛されてます!
風岡さんが荷物を片付けて立ち上がった。


「じゃあ、今日は帰るね」

「来週また来るから」

「今度は日和の友達としてじゃなく、花耶ちゃんの彼氏として」


そう言って、風岡さんはリビングを出て行った。

玄関でお母さんと世間話している声が聞こえる。

どうやら、今の出来事は夢じゃないらしい。

この時の私は考えてもいなかった。

甘い溺愛生活が待っていることを。
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