これだけは、覚悟して


***



迎えに来てくれたちーくん共に、
電車で2駅ほどの所のちーくんの家に向かう。



「.........ちーくん、荷物ぐらい自分で待てる、」

「いや、僕が持つから大丈夫だし」



うぅ、ちーくん、私子供じゃないのに......



荷物が持てないちっちゃい子供扱い。



「.........つか、荷物これだけ?」



私の荷物を持っているちーくんが、
不思議そうに私を見て問いかけてきた。



「......あ、うん、ほとんど学校だし」

「あー、そっか」



〝それもそうか〟って感じの、
納得した顔になるちーくん。



そういえば、最近は..................



「............ちーくん、忙しいもんね、」



忙しくって、
学校にも来れないって噂聞くし..................


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