これだけは、覚悟して
【03.】ちーくんは、人気者


同居1日目の夜を終えて、翌日の火曜日。



今日は珍しく晴れで、
登校中、チラチラと向けられる視線...............



「........................っ、」



ううん、正確には私じゃなくって。



私の5mあとを歩く、
ちーくんに向けられた視線。



お仕事忙しいのに............学校行くんだっ。



今朝、制服に着替えてはいたけど。



まっ、まさか、
登校時間が被るとは思わなくって。



この状況に陥ってる私........................



──────トコトコトコ



と、ちーくんと距離を取ろうと、
私が、ときどき早歩きしてみるけど。



それに合わせるように、
ちーくんまで早歩きをしてて.....................


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