これだけは、覚悟して
寂しいよ............ちーくんと会えなくなるの。
でも、私といたら........................
「.....................、雨ばっかりで、ごめんね、」
雨ばかりになってしまうのが申し訳なくって。
素直に〝寂しい〟って言葉は、
そのまま出せなかったから。
私は、
雨ばかりだった1週間を謝ったことになる。
「ふっ、なに言ってんの小雨」
私の言葉を聞いた、ちーくんは優しく笑うと。
「前にも言ったけどさ、
雨の日だって、いいじゃん」
昔、言われた言葉を振り返るように口にした。
ちーくんのその言葉は、
私を〝雨女〟から救ってくれる魔法の言葉。