これだけは、覚悟して
ちーくんは、納得したように頷くと。
「僕はね、小雨のこと、
〝妹〟とか、1度も思ったことない」
と、ちーくんはゆっくり話し始めた。
「だからかな、
小雨といる時間が特別で。続いて欲しかった」
ちーくんは、そう言うと。
「でも、小雨には
〝お兄ちゃん〟って思われてるし、」
「ぅ、それは..................っ、」
当たってるけど........................
言い当てちゃうちーくんは凄い。
そう思っているとちーくんは続けて。
「でも、小雨に無理強いする気はなかった。
だから、夏美さんに言われて凄く迷った」
「...............それは、同居のこと?」
私のママの名前、
夏美と出すちーくん。