これだけは、覚悟して


「うん。間違ってもさ、
小雨に、無理やりとかないと思ってたから、」



そう言うと、
ちーくんは私を解放して肩を落としてる。



つまり..................落ち込んでるんだ.........



「だから、昨日はごめん。
熱で、止められなくて、感触あったから。
もう、無理やりとかしないから、
寂しくても、もう小雨とは会えないよ」



ちーくんは、そう言うと、
私の頭を軽くポンポンとしてから。



ゆっくりと、その場を離れ.........ようとした。



「............っ、寂しいのに、会えないの?」



離れようとしたちーくんの服の裾を掴んで。



気づけば、そんな事を口にしてた私。


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