これだけは、覚悟して


やばいと思ってとっさに俯くと。



「もしかして、ポーズの練習、見てた?」



と、問いかけてくるちーくん。



「.........えっ、だって、
首に腕回してたし、名前だって呼び捨て、」

「うん。撮影の練習だね。
それに、〝ミアン〟は芸名だし」



サラッと言う、
ちーくんの言葉に、驚いて顔を上げると。



真っ直ぐに私を見てて..................



「..................っ、ずっと、もやもやしてた、」



ミアンちゃんの事で、
もやもやしてた心のつかえが取れた気がする。


ちーくんが、
ミアンちゃんと付き合ってなくて安心した。



そんな私に.....................



「............ね、小雨。僕のこと好き?」

「うん、好きだよ‼︎」



ちーくんが質問をして来たから答えると。


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