上司の甘い復讐




「何言ってるの。

翔太さんが悪いはず、ないじゃん」


こうやって、いつも私を守ってくれている。

嫌われ役を買いながら、見えないところで助けてくれている。



「いつもありがとう。

私、翔太さんがいて良かったって思うの。

私が楽しく仕事しているのも、翔太さんのおかげなんだね」


「なんでそんなこと言うんだよ」


彼はくしゃっと顔を歪め、私に手を伸ばす。

そしておもむろに唇を重ねた。


< 138 / 349 >

この作品をシェア

pagetop